酒と食事とエレクトロニクス

日々業務万進お疲れ様です。備忘録も兼ねて綴ります。

シロキサンについて

こんにちは。

今回はシロキサンについて綴ってみよう思います。

白木さんでは、ないです。

 

Wikipedia引用では、

シロキサン(英語 siloxane)はケイ素と酸素を骨格とする化合物で、Si-O-Si結合(シロキサン結合)を持つものの総称である。語源はsilicon、oxygen、alkaneから。一般式は、R3SiO-(R2SiO)n-SiR3

非常にありふれt・・・・・

とありますが、silicone由来の成分です。

 

日系の半導体メーカからは、非常に嫌われている物質です。親でも殺されたのかってぐらい嫌われてます。

シロキサンはシリコーンからガスとして発生することが多く、デガスとかアウトガスとか呼ばれてるでガス。

そのガスが電極に付着することで、シリコーンの固有スキルである絶縁体の特徴を発揮します。

そのため接点不良やワイヤーボンディング不良の原因となります。

さらに厄介なのが、製品が完成してもガスが出続けるので、経時性の不良要因となり得ます。

よくある熟年夫婦みたいな感じですね。(接点不良からの絶縁)

 

デガスは硬化させるとあまり出ないらしいですが、グリスなど柔らかいままで使う場合は出るケースが多いようです。

※硬いと出なくて柔らかいとでる。アレとは違った振る舞いをしますね!!

 

なので、導通部が筐体内にある場合などはシリコーンを使わないか、もしくはシロキサンが出ないシリコーン系接合剤(主成分がシリル基末端ポリマー系など)を使ったりします。

シロキサンが出ないシリコーンはコニシ株式会社さんとかが得意ですね。

 

以上、なにかの役に立てればと思います。